QPU 命令その 1
MEASUREMENT 命令
量子ビットから 0 または 1 を読み出す
MEASUREMENT 命令
単純な状態の測定
量子ビット状態が \(|0\rangle\) または \(|1\rangle\) の場合に
重ね合わせ状態の測定
量子ビットが重ね合わせ状態にある場合、0 と 1 が出る確率は \(|0\rangle\) と \(|1\rangle\) の確率 (青い円の面積 = 振幅の大きさの 2 乗) に応じて決まります。 このように、測定の結果にはランダム性があります。
測定によって量子ビットの振幅の大きさと位相の情報は破壊されるので、
量子乱数ジェネレータ
重ね合わせ状態を測定して得られる量子乱数は、従来のコンピュータで計算的に生成する疑似乱数と異なり、原理的にまったく予測できない完璧な乱数です。 単なる乱数生成と言ってもその用途は広く、セキュリティ分野での安全な暗号鍵の生成はもちろん、モンテカルロ法といった乱数を使ったアルゴリズムの速度や精度向上にもつながります。 実際に、量子乱数の生成はすでにサービス化もされていますCambridge Quantum社、量子乱数生成サービス「Quantum Origin」を発表。